Dasavatar解説

ビシュヌ神の10の化身を讃える、Dasavatar(ダシャアバター)。ドラマチックでエネルギッシュ、スピード感にあふれた一曲。インドでは知らない人はまず居ないであろうこのダシャアバター、せっかくの数珠の10エピソード、より多くの方に楽しんでいただければと思い、カウントダウンも兼ねて今日から10回に分けて一つずつアバター(化身)の解説をして行きたいと思います!

 

本日は第1のアヴァターラ(化身) 【マツヤ(魚)】から。

 

***

世界の帰滅の大海の水に、

御身は舟となり、

倦むことなくヴェーダを支えし。

魚の姿となりしケーシャヴァよ。

宇宙の王よ、ハリよ、勝利あれ。

***

 

世界が海に覆われていた頃。大切なヴェーダ(サンスクリット語では知識の意。聖典)を、馬の頭を持つ魔王ハヤグリーヴァが奪い去ってしまった。魚の姿で現れたヴィシュヌはハヤグリーヴァを倒し、海底からヴェーダを取り戻した。 また、古いヒンドゥ教聖典マツヤ・プラーナによると、賢者マヌ(太陽神スーリヤの息子、ヴァイヴァスヴァタ)が川で祭祀をしているところに魚の姿をしたヴィシュヌ神が現れ、7日後に起きる洪水について告げる。大きな船を与えるので、7人の聖仙とあらゆる生き物、種とともに乗れと言う。こうして人々とあらゆる動物、植物は救われた。 いかがでしたか。 明日は第二のアヴァターラ、クルマ(亀)について お届けします! 写真はオリッサの伝統芸術パタチットラ。パームリーフに描かれたマツヤです。

 

2日目の本日は

第2のアヴァターラ(化身)【クルマ】(亀)

 

  魚の次は、亀… なんと😃  日本の「ドジでノロマな亀」なんて言葉からするとなんだかスーパーヒーローのイメージとは遠い感じですね。  あらゆる時代の困難や災いを取り除いてくれるビシュヌ(クリシュナ)神、2番目の化身の亀(サンスクリット語でクルマ)となってどのように世を救ったのでしょうか。

 

 Jaya Jagadisa Hare!!  

 

まずは詩人ジャヤデーヴァのギータゴービンダの訳詞から。

 

 ***

御身のいと広き背に大地は立つ。 世界を支えし丸い擦り傷に満てるその背中に。 亀の姿となりしケーシャヴァよ、宇宙の主よ、 ハリよ、勝利あれ。

***  

 

✤「ケーシャヴァ」も「ハリ」もそれぞれビシュヌ=クリシュナ神の呼び名です。  

 

ここからは解説です。

神々も魔物も、不老不死をかなえる霊水アムリタを得ようと、大海にさまざまなものを投入し、壮大なスケールのかき混ぜイベントを起こします。  天空にそびえるマンダラ山を引っこ抜いてかくはん棒に。(かき混ぜるマドラーが、なんと「山」です)その棒を回転させるために竜王ヴァースキの身体をマンダラ山に巻きつけ(綱引きロープ代わりに巨大な蛇)… と、ここまで聞いただけでスケールの大きさにびっくり仰天のインド神話です。  

 

続けますね。◡̈︎*

 そこからは綱引きの要領です。中心にかくはん棒であるマンダラ山、絡ませたロープである竜王ヴァースキの片側、頭側を魔物(アスラ)チームが、反対の蛇のしっぽ側を神々チームが引き合って、海をぐ〜るぐる、ぐ〜るぐる、ぐ〜るぐるとかき混ぜます。

 

 ”Samudra Manthan” サムドラ・マンタン

英語ではchurning ocean 、

日本語では乳海撹拌(かくはん)

 

と訳される ヒンドゥ教天地創造の神話です。  

 

続き。

あまりに強い力で両側から身体を引っ張られた竜王ヴァースキは苦しくなって口から猛毒ハラハラを吐きはじめます。これではアムリタを得る前に地球上の生物が死に絶えてしまう!ということでここで登場する救世主的神がシヴァ神。猛毒ハラハラをその喉で受け止め一気に飲み干します。(あまりの猛毒で喉が青く変色してしまったため、それを讃えシヴァ神は”ニーラカンタ”「青い喉を持つ者」の名でも呼ばれます。)

 

 さて、さらに撹拌は続きます。マンダラ山はあまりに重く、双方の強い力による摩擦によって、このままでは海底に穴が開いてしまうという危機に瀕します。海水が流れてしまってはアムリタは手に入らないどころか世界は大変な事になってしまいます。  そこで第2のアヴァターラ、いよいよ亀の姿となったビシュヌ神の登場です。海底で自らその固く広い甲羅でマンダラ山を支え、背中に擦り傷を作りながらも大地を守ったので、サムドラ・マンタンは無事成功します。

 

 この神話にはアムリタをめぐってのまだまだ面白い続きがあるのですが、今回は第二のアヴァターラにスポットを当てるため、また別の機会にご紹介しますね。

 

実際の踊りの振り付けでは、この壮大な綱引きの様子やマンダラ山がぐるぐる回る様子、亀となったビシュヌ神を踊り手が一人で演じ分けます。ここはとても分かりやすく、楽しい描写だと思います。  

 

いかがでしたか。 明日は第三のアヴァターラ、ヴァラハ(猪)に続きます!  お魚、亀の次は、イノシシですよ〜  どうなってるんじゃい! どうぞ、お楽しみに◡̈︎*  

 

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